ピアノ弾きの裏に、美味しい生活研究家のカオあり。ゴハンと暮らしと音楽を愛する日々。
by pechopiano
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こ、こ、懲りない・・・
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ハイ、またこんな図でシツレイ致します。

近所の古道具屋からやってきました。
あ、いや、強制連行してまいりました。
(だから車使えって!)

なんの為かと申しますと、
コレです、コレ。
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実家とテーブルをとっかえっこ(くどいようだが、北欧テーブルを「貸して」いる)した際、いつものアイアン屋にて注文した脚は、一段板が渡せる仕様のものにしました。

というのは、ここに板を渡すと、ノートパソコンやティッシュや新聞、読みかけの本など、さっと仕舞えるからであります。
これはいいな、と鉄脚を選ぶ際に決めたまではいいが、このサイズの板というのは、結構なお値段がするもので・・・。
いつもの無垢板屋で血迷ってウォルナットなんて買ったら、それだけで5万くらいしそうなので、ほぼ見えない中板なので、ここは安物の合板でも・・・と思いきや、ホームセンターでも結構なお値段。

・・・ニセモノにそんな値段出すくらいなら、いっそ無垢?と血迷ったものの、そうだ!あそこにならあるはず!と、線路挟んで向かいにいくつもの古道具屋があるのに思い付き、早速先日お散歩ついでに寄ってきました。

そしてドンピシャ♪

2m近い無垢のいい味出てる古板が、ガンガン立てかかってる。
3坪くらいしかない店なのに、こんな板がガンガンガンガン。笑
古道具屋ってのも、つくづく不思議な商売してるもんです。

でもいわく、「古板求めてくる人、かなりいるんですよ~~」と。
そうかもなぁ、ネットでも探したけど、あんまりピンと来なかったし、時を経て味わい深くなったものを探す気持ちもとってもわかる。

同じ種類の匂いがした古道具屋の店主、ワタシがコレをチャリで運ぶとなったら、「ひとつも動じず」、縄をくれました。
「ぜったい、また使いますから、アナタ」って笑顔で。
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かくして、たいへん便利になりました!
しゃがんで見ないと気付かないようなものだけれど、家族にとってはとても便利(いちいちパソコンを持ってきていたので)、だけどもしこれが真っ白な合板とかだったら、やっぱり目につくような、そんな場所。
世界でひとつの、オリジナルのテーブルが、ますますオリジナルになりました。笑

家具については、オットより自分の方が断然拘りと知識がある!と思っていますが、丸い北欧テーブルにした際、かなり苦言を呈しておりました。いわく、「丸はモノが置けないし、勉強しづらい」と。
でも、無垢の北欧テーブルの佇まいはとても素敵で、「モノ出しっぱなしにしないし!」と反論していましたが、子供が色々書いたりするようになってきて、それは一理あると非常に実感しています。
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そんな新生テーブルの上に、珍しく生花が日々を彩ってくれていました。
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大仰でない優しいお心遣いにホロリとさせられたのは、私だけではなく毎日「おばあちゃんは、天国で起きてるの?寝てるの?」と毎日毎日聞いてくるムスメの心も癒したようで、先日お花も命を終えたとき、「ああ生花がある風景っていうのは、かくも空気が変わるのか!」と近所のお花屋に何度も出向きました。

が、なかなかこんなに素敵なお花に出会えず、とりあえず・・・と我が家のユーカリ二種などを錫とアンティークの銅などを組み合わせた花器に活けた・・・なんて言ったら仮屋崎に八つ裂きにされそうだから訂正して(汗)「どさっと入れて」お茶を濁したんだけれど・・・

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・・・だから、緑は足りてるんだってば。

ということで、4歳に容赦なく「前のお花の方がぜんぜん素敵だったんだけどー」と言われまして。
そんなことを言ったってね、命はね、いつか終わるのだよ、と最近そういう話が多い我が家。
桃の花も
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心優しいママ友からのそっと置き土産。

ちなみに、我が家の(もと)七段飾りお雛様は、ヴィオリストに言わせるところの
「現代家族を象徴する別居スタイル」をとっております。
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やっぱ主役は玄関。宅配のお兄さんにもここなら愛でて頂けますしね。

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階段ワインセラーに続き、階段お雛様。
生徒さん皆さんに見てもらえる場所で、レッスンに支障のない場所ってことで。笑
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レッスンと言えば、このたび大変遅れ馳せながら(汗汗)、ソルフェージュや聴音も必要な生徒さん方が常にいらっしゃる(音校生、受験生、コンクール組などなど)ため、ちゃんと出来る場所を確保しようと、前途のリビングテーブル騒動に続いて、模様替え騒動中。

本当は、そりゃ色々理想はあるが、まず譲れない条件が「ピアノの下に入る高さ」。
何故かと言いますと、これは幼少期の原風景というか、最初の師匠が手ほどきしてくれた頃、レッスンのついでに「ピアノの下に半分入ったテーブルを引っ張り出して、寺子屋のように聴音をしてくれた」ということが最も大きく。
学習机っぽいデスクではだめなのです、なんていうか、説明しにくいのですが、壁に向かってちゃ、ダメ、ごく個人的にですけれど。

やっぱね、音楽を扱うわけだから、空間の真ん中に身を置いてあって、そしてピアノの響きをダイレクトに感じられる、楽器の躯体の下に潜る形、これ譲れなかったのです、何度も何度も考え直そうとしたのですけれど。

というのは、ピアノの下に入れる高さは「67cm」まででした、我が家のベーゼン氏。
だけどテーブルっていうのはほぼ70cm越。
間に合わせで、簡素な脚がスチールのものとか、イメージと違うものを置きたくないけれど、かといってこのスタイルが板につくまで(生徒さんが使って用途を満たすと確認するまで)買うのは無謀。
特に、脚を切らなくてはならなくなるだろうし。

で、行き着いたのが「キッチンになくてはならないカウンターテーブル」。
しかし、これは前の家ではレッスン室で使用していたもので、用途に合わせて脚を二種類持っていたのでした。(でた!)
この、低い方にすれば、ピアノの下には入るし、高さの違う子供椅子も二つあるので、ウチのムスメくらいから大学受験の生徒さんまでOK!無駄な出費なし!

ということで、使わないと豪語して啖呵きったホームエレベーター、連日稼働!
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まずは、これでいいのだ!!
とりあえず早急に使う予定の高校生が、これでOKと言ってくれたし、今日ムスメはここで音符書いたし!笑

しかし一つが達成されれば、一つが不便になる。。。
キッチンのカウンターとしても使っていて、ムスメは料理をするワタシの近くで、ここでお絵かきも「オベンキョウ(本人曰く)」も、ゴハンだって食べたりする場所がなくなり、ボーゼン。
「仕方がないのよ」と説明したが、翌日からワタシがパンを捏ねたりちょっと置いたり・・ができなくて至極不便だったので、座卓高さのテーブル、レッスン室から移動して持ってきました。(自分の都合にはすぐ動く。)

そんなワケで、キッチンの中に入ると、いきなりそこになぜか昭和風景。
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ソトヅラは気取ってるんですけどねー。
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何をもって普通というかはともかくとして、人によっては「人生に何度か」程度の家具購入(正確には交換ですが)家具移動や大型模様替え、これを一週間に3度も4度もやる母親に、ムスメももう慣れてくれたようです。
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ホントはびっくり?
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by pechopiano | 2015-02-26 23:57 | Comments(12)
とっかえっこ

ハイ、入れ替わりましたっと。

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・・・いうほど簡単ではなかったこの超重量級ヘヴィーテーブル(天板)。
もちろん、怪力とは言えオンナが二人程度で運べる板では到底ないため、業者に頼んだのですけれど、申し遅れましたがこれは実家のテーブルでございます。

私が中学の時に建て替えた実家で、父がえらく気に入って買った「真っ黒の巨大な座卓」でした。(この写真に、その面影はないが。)
黒かったのは、当時そういう家具が流行っていたのか、黒くペイントされていたということなのですが、私たち姉妹が成人したころ、父も座卓より椅子の方がラクなお年頃に差し掛かり、一念発起して両親でこの塗装をやすりではがし、ニスを塗りこめ、更に脚を付け替え(というか、その脚を家具屋で見て気に入って、テーブルにすることにしたそうな)、かくしてワタシの実家の記憶は、母に「もともとコレは座卓だったわよ」と言われるまで、忘れ去っていたほどまでに、大きなダイニングテーブルとなっていました。

父が亡くなり、祖母と暮らすことを決めて、母が今のココ(もと実家)を建てたのが、5年前。
その時、「何があってもこのテーブルだけは、パパとの思い出だし、アタシ、持っていくのよっ」と業者泣かせのこのテーブルをかたつむりのごとく背負うように連れてきた母。

んが。
「紆余曲折運命偶然思い付き」によって、ワタシたち家族がここに住み、母と祖母がマンションに暮らしたいという流れになったのが、一昨年。
大きすぎるよ・・・・(横2m10センチ、奥行き120だったかなんだったか・・)ということで、幼馴染に奥行きをカットしてもらって、マンションへ。
その間、我が家は我が家で部屋が無駄に広くてがらんとしている&人がなにかと集まる家、ということで、以前のテーブルを座卓にして、extensionできる北欧の丸いダイニングテーブルを買い足した、と。

ここらへんで、先が読めてきたと思われますが、祖母が亡くなり、遺品整理に取り掛かるうちに、「換えて」と言われた、ということ。端的にいえば。
まぁね、前期高齢者の一人暮らしに8人テーブルは要らんだろ・・ということと、母の強烈なススメで買った北欧ヴィンテージの丸テーブル、結局なんやかんやと広げて使っていることが多く、するとかえって今度はextensionゆえの繋ぎ目が気になるところでありました。

まだ牛乳味噌汁がっちゃーん・・とこぼすこともある4歳、この繋ぎ目に入ったかなーと思ったり、これからここで文字を書いたりするにも、デコボコとする。
そこでこのタイミングと言いますか、、、以前の大きさだったら首を縦に振らなかったと思うのですが、この横長の、最後の晩餐的な(規模大分違うが、笑)テーブルの佇まいは結構好きで、親しいお料理家の家や、好きなタイプのカフェには必ずと言っていいほど横長テーブルだったのを思い出し(人が集まる場所には最適なのだと感じる)、もろもろの条件を出して、とっかえっこすることにしました。

まず、座卓からテーブルになり、更に母が特注の低い椅子をそろえたがために、当然テーブルの脚もカットされていて、椅子は絶対に交換したくないワタシとしては、脚を変えなくてはならない。
が、今の我が家の座卓もそうですが、脚を変えても、その脚をずっと持っておけば、またこうして形を変えて、人生のステージに合わせて使えるので、どちらもとても高価な良いものなので、脚をまた必要に応じていつでももとに戻せるよう、全て保管して鉄脚をつけました。
このアイアンの脚は、いつも私が頼む業者で、ウォルナットの座卓もこれなので、部屋に統一感が出ました。
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そして、もともとここにあったテーブルゆえか、なんの違和感もなく、そして大きなテーブルになったのに、なぜか圧迫感がなく、使いやすさを満喫しています。

これから家具を買われる方に、家具好きより個人的アドヴァイスをするとしたら、流行りの北欧ヴィンテージは、どちらかというと「小ぢんまりした部屋」に合うと感じました。
華奢に見える脚や見目麗しいそのお姿から想像するよりも、大分しっかりした造りにはなっているものの(重たいです)、それでも圧迫感を排除したい、そして小さな暴れん坊がいない家、が似合う気がします。笑

我が家はムスメなのと、性格上家具にシールを貼ったりいたずらしたり・・ということはこれまでないのですが、それでもテーブルにのぼることはしばしば。
すると、extensionした先の薄い天板に16キロが乗ると・・・そりゃもう悲鳴です!
ある程度広さを確保した、ガレージ的なイメージのリビングダイニングならば、やっぱ、TRUCK系ね、予算があればね。笑
(かくいう我が家は、TRUCKの家具、一つも所有していませんが。憧れ~!)
デモ、ちょとトラック系??と、無骨なアイアン脚ゆえにどっしりテーブルだけど、横長なのですっきりしている佇まいに新鮮な気持ちになっています。

トコロデ、この側面は黒いペンキがまだ残っていたので、幼馴染に借りた電動やすりでガーガー昨日頑張りました!ニスも塗りました!
それだけで全身筋肉痛ってどういうこと!?昨日の筋肉痛が今来てるから、むしろ喜ぶべきか!?
・・・・多分、部屋中を5回くらい雑巾がけしたせいかと・・・。
ずっと無垢の家具にこだわっていたので、それがこのテーブルをしばらく拒否していた理由なのですが、このメンテナンスの要らなさは、それはそれで気楽かも。笑

にしても、、、母の強烈なススメで去年購入に至った北欧テーブル、なんだか本人の思惑通り!?と疑いの目も向けていますが(笑)、何世代にも亘って上質な家具を大切に使う北欧の人々のテーブルゆえ、ゆくゆくムスメの嫁入り道具になろうかとも思うので、母には価値を感じて大事に使う義務を通達しましたが。

♪どなどなど~な~ドォナァ~~~~、テーブルのーせーてぇー・・・・

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(↑実家)

ということで、無事着いたようです。徒歩10分の実家へ。

昨日、部屋で轟音をたてながらマスクをして電動やすりウィンウィンやってるとき、母がヘヴィー級天板を押さえていたのですが、「しっかし私たちって、こういうこと、いったいいつまでやってんのかしらね!?」と爆笑。
家や家具をいじくり倒すのがなにより好きな母子、互いに必要になるとオッシャ!とすぐさま行き来しておりますが、死ぬまでやってんだろうなー。呆

とりあえず、もう60代なんだから、そして一人暮らしなんだから、これ以上新たな大物の物欲は止めてよね!!とくぎを刺してきました。ま、目くそ鼻くそって話ですけどね。(あらお上品。)

ところで、無印のバレンタインチョコ製作キットを吟味して、「コレッ!」と勝手に持ってきたのが少し前。
こどもと出ると、ほーんと無駄な出費が多くて・・なんだけれど、「かくかくしかじか、これは作ったらトーチャンにあげるもんだ」と説明したら、それでヨイというので、割高だなーと思いながらも、まぁこういうのにケチをつけるのもね、と買っておきました。
「オトーサンにはナイショだよ!」とあーれーだーけー言ったのに、買った日にオットが帰宅したらダッシュで迎えに出て、開口一番説明したらしい。。
いわく、「一回だけだよ!一回言っただけ!」って・・・。呆
しかしてやってみたのだ。

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湯煎で溶かして、用意されたトッピングを入れて固めるだけのものとはいえ、ほぼ一人でやりきったため、沢山褒めると「すぐに届けに行きたい」と。時計は18時半。

・・・・子育てって、ホント、褒めたら褒めたで厄介になるし、塩梅がムツカシイ。。。
まさかこれだけ渡しにそんな夕飯時にアンタ・・・ということで、丁度イングリッシュマフィンを焼いていたところだったので(オットも好きで、我が家にブーム到来)、焼きたてを包んで、バレンタインデリバリーサービス、やってきました。本人は、チャリの後ろに座ったまま、「ハイッ!あげるっ!!!」と大声で叫ぶという、愛の押し売り。
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フォークでざっくり半分に割って、トーストするのが好き!

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朝食は、「焼きソーセージとチーズのエッグマフィン」だったり。
(ムスメの言いつけによると、「オトーサンは4つも食べてた!」そうで、沢山捏ねられるようになったら、暴食注意報が・・・。汗

かくして、何度焼いてもすぐ消えてゆくイングリッシュマフィンの後は、久々南瓜パン。
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こちらも、やすりを貸してくれた幼馴染にお礼にちょこっとお裾分け、母も放っておくと適当な食事になりそうな気もするので、お裾分け、4歳は焼きたてにかぶりつく・・・とかしてたら、残り僅かですが。。

週末のことなのですが、IKEAを含めた用事を済ませに、隣街へもろもろ買い出しに向かう前、忘れないよう買うものをメモメモ・・・の途中で洗濯物干したり片付けたりしている間に、いつの間にやらメモが紛失。
あれ?と思いながらまたテーブルに戻ると、メモが再びしれっと戻っている。
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「びっくらたまご」


買いませんからっ!

(注:「びっくらたまご」という名称の、玩具の入った入浴剤があるのです。そして、例によってオットが買わされておりました・・いうまでもなく。。。)
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by pechopiano | 2015-02-17 15:58 | Comments(0)
KV.310
祖母を、見送ってきました。
88歳でした。

若いころに胸を患い、30歳までは生きられないと宣告された祖母の口癖は、「そ~れがどうしたことか、私がこの歳まで生きるだなんて!?」とけらけらっと。
ケラケラっと笑っていたのは、私の「おばあちゃん」だった頃までで、ムスメにとっての曾祖母にあたるものの、「おばあちゃん」と4歳に呼ばれる祖母は、今年に入ってからは、なかなかベッドから起きてこられない日々になっていましたが、去年まではリバティを大胆にカットして、ムスメの洋服を仕立ててくれ、耳こそ遠いもののミシンに向かう眼光はプロの鋭さを湛え、ムスメと遊ぶのをなにより楽しみに、底抜けの愛情で包んでくれました。
ムスメは母のマンションに行くと、耳の遠い祖母にもいっぺんで通じるような普段の何倍もの大きな声で「おばあちゃんっっ!!」と、まず叫び、祖母も「Rちゃん、来たのかい~~!?」と、100%の笑顔でぴょこんと出てきてくれるあの姿が、もう永遠になくなってしまったことが、ただただ寂しい。

年末年始に酷い風邪を2つ立て続けにひき、食欲が緩やかに、そして確実に減速していった祖母の体には大きな打撃となったようでした。
死にざま、という言葉は適切ではないかもしれませんが、「延命治療はしない」という言葉、よく聞く意見の割に、実際には「点滴だけはする」(だけど延命治療じゃないという)、「呼吸は補助する」(だけどそれも延命治療とまではいわないという)、など、人によって解釈(言い分)がさまざまでありますが、母と祖母の話す「一切の人工的な処置をせずに、自然に死にたい」という希望は、尊重されるべきであり、そしてまた目の当たりにして、(適切な表現ではないかもしれませんが)、なんと潔い、と感銘すらうけました。

耳が遠いばかりに、人との会話を煩わせたくないとの思いで、知人友人を淘汰してきたここ数年の祖母。
葬儀などしたくない、誰にも迷惑をかけたくないのだと日々孫の私にまで確実に理解するよう伝えられ、その意志のまま、ごく僅かな、祖母を大切に思う人間だけで、お見送りしてきました。

段々食事の量が、緩やかに確実に減っていき、一つの契機を境に最期の支度にとりかかり、穏やかで揺るがない確固とした意志によって、生を自ら閉じた姿は、完成された一篇の詩、もしくは魂に寄り添う名曲のようでした。
延命治療というものにまつわる議論、古くからの慣わしや習慣によって、自らの考えを確立してまたそれを遂行するのが困難な、葬儀というものの捉え方、誰かを見送るたびに、考えさせられる命ある限りやむことない議論ですが、夫と母を見送った私の母の、世間のどんな無理解と批判的な考えに触れても、考えをまっすぐに保つ母にもまた、共感と敬意を覚えるのでした。

「自分たちの考えが先進的で正しい」というつもりは、(少なくとも私自身は)なく、どういう形であれそれぞれに考え合ってのことだろうけれど、ただ一つ絶対的に正しいと思うことは、それがどんな考えであれ「故人の遺志」に従うこと、こういう状況下の時こそ、他の一切の理論や批判は、むしろそれ自体が批判されるべきである、ということ。
自分の常識や宗教を「これが常識、これが正しい」と思い込むことから、全ての戦争がはじまるように、それが愚かな発想だということに気づかない人間でありたくない、と折に触れ、強く思います。

息を引き取る前日、もうこのあたりでお暇を、と死にゆくことを自ら「決めて」いる祖母に、別れを告げに会いにいかないと・・と虫の知らせを受けたかのような突き動かされる感覚で会いに行き、ベッドの中でかろうじて呼吸だけをしている祖母の前で、涙を流しました。
祖母はフと気付いて、私の手を握り返し、いいんだよ、寿命だからね、これでいいんだよ、どこも痛くないんだよ、とっても幸せだったよ、ありがとう、と、小さな声を絞り出して少し微笑んでまた、眠りに入りました。
もう一度だけ目を開け、愛おしそうに娘の名を呼び、かわいいね、とってもいいこだよ、かわいいよ、と、ひ孫へ抱いた底抜けの愛情を、私にもう一度戻して託すかのように、頷いて、そしてそれが最後の会話になりました。

死を受け容れ、むしろそれを自ら決め、まわりのすべての人に、最後の最後まで心配させないよう優しい心配りをし、そっと生涯を閉じた祖母。
40年、いちども、ただの一度も、「いやだな」という感情を抱いたことのない、私の唯一の人間が、祖母でした。
いつも控えめで、心の底から優しい人間で、誰より美しい祖母でした。
おばあちゃん、ありがとう、だいだいすきだよ。
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by pechopiano | 2015-02-12 11:24 | Comments(2)
二月スタート
暦は二月。
立春?
ニンゲンのカラダ的には全然感じられませんが、植物は正直なので、少し前から極寒の中(確かに部屋は暖かいけどさ・・)続々と新芽が萌え出ています。
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(オトーチャンが持って帰ってきた節分の豆を、起き明けにモコモコスリーパーを着たまま、ソファで胡坐をかいてつまむムスメ、・・・・もはや大福にしか見えない。。。)

恵方巻!
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ってじつはコレは2月2日のランチ時間でありまして、ええそうです、まんまと(?)一日間違えました。汗
1日の夜に食材仕込んでいた時に、ハタっと「節分は、明日じゃない!明後日だよ!!」と気付いたものの、寿司飯炊いちゃったし、海鮮買っちゃったし、秋に仕込んで冷凍しておいたイクラだって解凍しちゃったし・・・・で、もういいや、と一日フライングで。

我が家は朝皆揃うので、朝食にキンパ(韓国風に、焼肉入れてごま油とゴマで風味付けしたゴハンの海苔巻)と、海鮮(イクラ、サーモン、エビ、出汁巻き卵、シソ)の二種類を、「カットして」「喋りながら」「しかも一日早いし!」な、恵方巻意味ないじゃん!な朝食でした。
(写真は、オットのカメラに入ってるので、コレは昼に残り物を「恵方巻」っぽく一人でしゃべらないで食べようとしております、の図。だけど独り言で「あっ、そうだっ!」とか喋ってるのね、結構ひとってね。)
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オニも描いたようです。

さてさて!
MKの1.5斤焼ける・・・いや、練りと発酵と焼きを機能別に使えるHBがやって来て、何を焼いたかというと・・・・

まず
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(幸先のいい数字で、思わず撮ってみた、笑)
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(廊下ワインセラーにて低温一次発酵)
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シュトレン、第二だ~~~ん!!


・・・アレ??

とか、、

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塩プチ・フランス!
(要するに、成形パン。汗)

続いて・・・

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休日の朝は、ミルクティーと焼きたてパウンドケーキ♪
(え?HB使ってないがな・・・)


・・・・・・ってなことばかりやっていて、肝心の「HBにお任せ食パン」焼いておりませんでしたがーーーー、

ようやく、焼きました。
(ひっぱる。笑)

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練り開始。
とりあえず、1.5斤の容量に慣れませんが、1斤用でも400近い粉を捏ねさせていたりもしたのですが、まぁ型どおりに焼くでとりあえず450で。
長方形の型なので、若干粉が隅っこに残るような不安があり、ひょっとして自力で解決するのかもしれませんが、過保護にチョイチョイとシリコンスパチュラでちょいと手を出したりもしました。

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心配無用だったかもしれないけれど、練り完了♪

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発酵は、イーストはもちろん、ホシノより時間がかかるのが自家製酵母なので、乾かないよう濡れ布巾(一保堂茶舗でもらった布巾がパン用、笑)を被せて・・・

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発酵完了!!!

ちなみに、発酵は低中高と3種類の温度が選べ、中にしたのですけれど、パナより温度が若干高い気がします。
パナではなーーーかなか発酵が進まなかったのですが、5時間弱でぷっくら。
この後が、独立機能の便利なところで、そのままボタン一つで焼きに入りました。

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嬉♪

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横からのお姿は、いかにもHBで焼きました、という感じですが(そうなんですので文句ないのですが)、ヨーグルトパンにしたからか、もちもちの柔ヤワできめ細か~な背高のっぽパンになりました♪
パナより皮が柔らかい。皮じゃなくて耳か。
焼き時間も選べるのですが、粉を沢山入れたので55分にセットしました。
じゅーうぶん!です!!
これで、一日中パンの発酵のことを逆算しながら行動する日々に、別れを告げられました。笑

自家製酵母で焼きっぱなしの食パンという、節約手抜きを両方面から叶えてくれるMK、万歳!
だけど、ここまで行き着いたのは、失敗のないパナのおかげなので、パナもまた、万歳。
家電を色々使っている日々ですが、中でもHBが一番「意外にも欠かせないもの」の筆頭になったため、これが壊れる日が一日でもあると恐怖だったので(笑)、現役のパナも保有しておきます。
コードは抜いて、別の場所にあるけれど、2.5斤分のパンを焼きたくなったり(笑)することも、今後のお友達付き合いの中ではあろうかと思うし、MKを主体に使いますが、とてもいい買い物だったと思います。

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小麦も半年分、スタンバイしてるし。笑

と、その横なんですけれど、、、
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裏の酒屋が大サービス企画で、「ヴーヴクリコと赤ワイン9本セットを破格で!」をやっていたので、運んでもらいました。

一軒家の廊下は寒いので、この季節は小麦の保管もシュトレンの熟成も、味噌の保管もワインセラーとしても、大いに活用。笑
マンションにうつった母が、風邪ばかりひき始めたのは、バリアフリーになると途端に老人の痴呆が進むのと同じ原理で、体の機能が鈍るんじゃないかと思うワタシ。
否応なく、副交感神経が刺激される「寒暖」の差がある一軒家、とりあえず一昨年の年末以来熱を出していないワタシとムスメ。(珍しくオットが今ちょっと風邪気味。)
雪かき責務の代償として、廊下ワインセラーと健康体を頂いた、ということで!?

朝食ショット。
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(プチ塩フランスは塩をかなり利かせたので、マスカルポーネと卵のスプレッドがよく合います♪)
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朝ラー。笑

三拍子でリズムも4種類くらい入って、左手の伴奏がつくようになると、ちょっとハードルが高くなるピアノ。
クリスマスコンサート以来、年末年始の一日をのぞいて、欠かさず毎日練習しているムスメですが、大抵このあたりで皆一度滞るよな、というところに差し掛かり、案の定スッとは弾けない。
割と器用だな~とは思っているのですが、我が子だと遠慮のない感情がこちらも出てしまい、「あー、やっぱ無理か」と呟いたら、烈火のごとく怒り狂い、「もう時間も遅いから、明日続きをやろう!明日になればきっとできるよ、一日でここ弾けた子、今まで一人もいないからさ!」と説得しても、泣き叫んで「やめないで!もっとできる!」と。

なんか、卓球の愛ちゃんみたい。。笑
ピアノを本格的にやらせる気は本当にないのですが、脳の発達にこれほどいいものもないので&母がきちんと教えられるものはこれだけなので、とりあえず今は「毎日やること」という習慣づけのために使っているピアノ。
でも、この負けん気の強さと言ったら、確実に自分以上。
母も、ワタシがここまで小さなときに、ここまで「できない」ということを認めないで、泣きながらもやった記憶はまったくないそうで、これを・・・どう生かしたらいいのかな・・と、泣き叫びながら3拍子の2ページの曲を両手でなんとか弾ききったムスメを見て、大変な荷物を預かったような気にもなっています。。
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by pechopiano | 2015-02-04 11:50 | Comments(2)


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