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ピアノ弾きの裏に、美味しい生活研究家のカオあり。ゴハンと暮らしと音楽を愛する日々。
by pechopiano
手前味噌
嬉しいことに、暖かくなってきました♪

待ちに待った冬脱却ではありますが、一つだけ焦ったのは、一番寒い時期に仕込むという味噌。
「手前味噌」とは謙遜のように使いますけれど、本当のところ、手前味噌ほど美味しいものはないと聞いていました。
独身時代から、作ろう作ろうと思いながらも、なんとなくタイミングを逃していましたが、初トライをするのが、来年以降だと時間が読めない(赤子を抱いて、そんなことをやってる余裕があるものかどうか)ため、初挑戦リミットは今年!
一度作ってしまえば、勝手がわかるってものだろう。

今日は、朝からレッスンで生徒さんが来ていましたが、クリステルの大鍋2つに、一晩浸水させた有機国産大豆を投入。
一番大きなお鍋でもいっぺんに煮込めそうでもありましたが、長時間鍋を離れるので、念のため二手に分かれてもらい、コトコトと弱火にかけること4時間弱。

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圧力鍋だとあっという間らしいのですが、我が家の圧力鍋は小さいのと、クリステルがあるならば気長にやればいいか、と時折鍋を覗いて混ぜながら、レッスンや事務仕事をこなしていました。
明日は少し気温が下がるようですが、そんなお空事情に合わせていられず、やむを得ず本日のポカポカ気温dayに決行となったのがチと気になりますが、、、、

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なんとか完成♪

完成といってもですね、すぐには食べられません。(半年以上寝かせる。)

これから暑い季節に向かってゆくので、野田琺瑯の容器は、念入りに焼酎で消毒し、空気を抜いたてっぺんには、更に塩を。
そしてこの後ラップで3重に蓋をして、更に塩を1センチほど積み上げ、「塩蓋」、再度焼酎殺菌して、ゴム蓋、琺瑯蓋をしました。
昔の人は、家族人数を考えて、その一年分を仕込んだらしいですが、初トライなのでとりあえず、容器などを買い揃えずに手持ちの野田琺瑯の容器で出来る、仕上がり4キロ分にしました。
大豆も麹も一キロで、塩は「海の精」にしました。(塩蓋分はシママース。)
味噌本体も、シママースで作るのもポピュラーらしいのですが、シママースは、私の料理の中ではいつも板摺り用や、パスタの茹で汁用なので、海の精に。(贅沢?)
塩きり麹の作業後、瞬時に手がつるっつるになったのにはびっくり!さすが、美容効果がありますな。^^

ほぼ毎朝、お味噌汁を頂くのが、昔からの日本人の健康を支えてきたと言われるし、実際に他のおかずが貧相でも、しっかり取った出汁でこさえたお味噌汁さえあれば、一日元気が保証される気がします。^^
最近は、有機マークのついたお味噌も何種類も見かけるようになって、不便はしていませんが、それだけ大豆を大事に位置付けているのならば、やっぱり自分の手で作らなくっちゃね、と。
作ってみると、案外塩は多くないんだなーと、クッキーの真逆の感想を抱きました。(焼き菓子は、いつもながら「こ、、こんなにバターと砂糖がっ・・」となるので。^^;)
味噌は、日本人の不病と長寿を支えてきた健康食品なので、うまくいったら来年はもっと増やしたり、麦みそや麹の量を変えて、色々作ってみたいなと思うほど、簡単な作業でした。

今年の夏、このお味噌が完成する頃は、お腹の子も誕生している頃です。
このお味噌、どれくらいで食べきるかなー。さすがにこの「初・手前味噌」は、夫婦二人で食べきってしまうかなー?いやいや、夏場は暑くてお味噌汁出番が遅れるかもしれないから、ひょっとしたら最後の一口くらいは、この子の離乳食にも間に合うんじゃないかな?!なんて、楽しい想像に胸を膨らませながら、「我が家的土間」にセットされました♪(*^^*)

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美味しく出来ますように・・・・!
(ちなみに、ここは2Fのリビングに繋がる階段を登りきったトコロです。階段は4Fにあたる屋上テラスの入り口から、1Fまで吹き抜けになっているので、風通しが良く夏場も涼しくて、食品の保管には最適な場所なので、根菜類も隣のあけびのカゴに入れて、いつもここに保存しています。)
家は狭くとも、かなり変わった造りなので、工夫次第でかなり楽しめる家です。笑

そうそうそれから、(何気に全て頂き物なので、偉そうなことは言えませんが)、豆をすり潰すのに、ミキサー、フードプロセッサー、バーミックスの3つの機械の中から、考えた末にバーミックスを使いました。
かなりの量だったので、何度かに分けるよりも・・・と久々バーミックス。
その後、熟れたバナナが目に入って、作業しながらバナナジュースを作ったのですけど、やっぱりこれはスバラシイですね。
沢山の量の時、コップ一杯の時、両者ですんなり力を発揮する。
・・・・改めて見直して、大きなミキサーに代わって、しばらくこちらを出すことにしました。^^

そして日記更新中の現在、大豆を煮込んだ一番大きなクリステルでは、現在、紀伊国屋で見つけた「比内地鶏ガラ」が、コトコトと魅惑的なスープの香をたてています。これは明日必要なのです。
今日は一日中、主婦作業と並行していますが、そんな日にぴったりの空模様でした。

ところで。
主婦話題繋がりですけど。

冷蔵庫、以前書きましたように、我が家はコールドテーブル(台下冷蔵庫)です。

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大抵の飲食店で使われている、業務用冷蔵庫。
このサイズを予め計って、ステンレスキッチンをセンチ単位でオーダーしたので、ぴったりと収まっているのですが、この冷蔵庫っていうのが業務用だけに、実に中がガランドゥ。。。
今風の「勝手に出来ちゃう氷」どころか(そもそも冷凍庫ついてない)、チルド室、野菜室、卵のケースすら、な~に1つついていないハコ!
お料理家でわざわざこれを持っている方もいらっしゃいますが、ウチは単にスペースの問題でやむを得ずこれなワケで、使い勝手をアレコレいじっているうちに、こうなりました。

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・・・・写真を撮る前に普通掃除でもしそうなものですが、開けた途端に撮ったので、本当にいつもこんな感じに作り置きのおかずや、下ごしらえ済みの食材がわんさかです。汗

この冷蔵庫は、作業台の下に組み込まれているので、醤油や味醂、酒などの背の高い調味料から、ソース、ケチャップ、豆板醤などの小瓶調味料を効率よく出すために、無印良品の収納ボックスを入れました。ちょっと・・・内部が雪崩チックですけど。。(掃除してから撮れば良かった。^^;)
上に乗っている卵ケースは、何気に陶器で出来ていまして、パリで買ってきました。まだこのオウチに暮らす気配もない頃ですけど、可愛いからいつか使おうと思って。そしたらドンピシャ。
黒糖や味噌の置かれている、低いケースが野菜室。
泥を落として一度包丁を入れた、残りの人参や大根、茸類やら「要冷蔵」のお野菜の部屋がここなのです。(葉物野菜は基本的に、買ってきてすぐに下茹でなどの下ごしらえを済ませて、上段の野田琺瑯タッパーなどに保存。忙しい最中、こういうクセは非常に時間短縮になります。)

この、思いつきで(というか、使い勝手目的で)入れた収納ボックスでしたが、こーれが驚くほど「適温」に内部を保つ効果があったのか、野菜がものすごーーーく長持ちします!
そのまま入れていた最初の時と、あまりにも持ちが違うので驚いたくらい。
基本的に、無農薬のお野菜ばかりなので傷みやすいはずなのですけど、バジルのような「すぐ黒くなる」ようなハーブ類でも、かなりの期間新鮮なまま保っています。
冷蔵庫事情は恵まれなかったと思っていましたが、コールドテーブルの利点(大鍋やスイカが丸ごと難なく入れられる)を持ちつつ、無印のお陰で最新機能にも劣らず、とても気に入っています。
何がどう作用して、こんな好機能に転じたのか、温度計と湿度計でも入れて調査すりゃぁ、もっと説得力あるのでしょうけれど・・・!?

・・・・だけど、頂き物も多い我が家では、2台目も登場したんですけどね。^^;

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こちら、無印の冷蔵庫。冷凍庫はこのスペースだけですが、今のところ間に合っているかな。
オットの席の背後に位置していて、主に頂き物の美味しいものたちや、オットの好物系もここに収めるように、なんとなく。(取り出しやすいので。)
私のとっておき(?)スイーツなんかもここだし、多分、子供のお菓子なんかもこっちに入れるようになる感じの、「皆にとって魅惑的な方の」冷蔵庫です。笑

今日は、母のウンジュウウン回目の誕生日で、夕方ケーキを持参した際、祖母にも会ったのですが、私のお腹を「大分出てきたね~」と嬉しそうに撫でる祖母とお茶を飲んだ、親子4代!
このお腹の子は・・・・、この目の前の祖母がうん十うん年前の今日、この母を産まないことには誕生しない・・・と、当然のことなのに、やけに感慨深く感動した瞬間でした!
「お礼の胎動」はナシだったようですけどね。笑
by pechopiano | 2010-02-26 21:10
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