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ピアノ弾きの裏に、美味しい生活研究家のカオあり。ゴハンと暮らしと音楽を愛する日々。
by pechopiano
あたらしいこと
あたらしいおうちになったら、あたらしい企画をしようと、ぼんやり考えていたひとつに、いかにも「くにたち」な発想のこと。
まずは、親しい間柄の方のみを御紹介・・・という形でスタートをきるつもりなのですが、週末に、イベントの場として、3Fリビングを利用する予定。

これまた、あたらしく「本業」に転じたばかりのワタシの素敵な生徒さん、彼女のアトリエの名前もまだ本決まりではないものの、その腕前には感嘆の声をあげない人がいないほど、細部まで驚くほどのこだわりで、丁寧に丁寧に仕立てられるお洋服たち。

以前にムスメのリバティのワンピース(おそろいで、私の分まで・・・アレ?おまけがムスメの分だったか??)をプレゼントして頂き、一見はクラシカルなデザイン・・と思いきや、袖の小さなフリルだって、ミシンの縫い目が見えないよう、2重に仕立ててあったり、釦もひとつひとつ手作業でくるんであったり。
もうムスメには着られなくなった、小さなお洋服を、今後のことは今後のこととして、惜しげもなく(?)どんどんお譲りする私でさえも、このワンピースだけは例外に手放さないつもり。
そんな「例外」だけを創り出すような、世界にひとつのとっておきを作るメゾンです。

あたらしいこと_a0126929_11383553.jpg


↑ 私がオーダーさせて頂いたシャツ、一度手元にやってきて、すっかり虜になって愛用していた矢先、レッスンにいらした彼女が、なにやら紙袋をごそごそ探りながら一言。
「センセイ、取り換えっこしてください!」。

・・・いわく、ボタンホールがどうしても納得できず、まったく同じ生地から作り直したとのこと。
あんぐりする私をよそに、するすると試着させられ(笑)、腕を通して2度びっくり。
まったく、、、まったく着心地が違う。。。

「ほんの、数ミリのことなんです」

と微笑む彼女。

オーダーメイドという言葉自体は、少々大仰で、ぴたりと身体に寄り添うお洋服とは対照に、身の丈に合わない気すらするけれど、彼女のお洋服は、ワンシーズンについつい何着かお願いしたくなるほどの良心さで。

今は、せっせと作品を縫い貯めて(?)おられるので、ここでの第一回受注展覧会?の日程は、まだ未定だけれども、それに向けてこちらのリビングも、どのようにしたら、お洋服にもお客様にも心地がよいか、あれこれと想像することに。

祖母と、彼女のお洋服と。
誂える、という価値を身体の方が知ることになり、いつの間にか、既製品に袖を通すことが少なくなってきた30代後半のお洋服事情です。
by pechopiano | 2013-12-09 11:46
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