ピアノ弾きの裏に、美味しい生活研究家のカオあり。ゴハンと暮らしと音楽を愛する日々。
by pechopiano
さよならしました
車と今しがた、さよならしました。

我が家にあった車は、父が「子供も(一応)二人とも独立したし、それじゃあ本当に乗ってみたかった車を所有しようか」と、突然に購入した経緯の有った、ミニ・クーパー。
黄色い蜂みたいな、可愛いヤツ。
街中で見掛けるカブトムシみたいなピッカピカのカッコいいフォルクスワーゲンを見ては、いいなぁ~・・と騒ぐ私たちに向かって、「ぼろくそワーゲン」とからかいながら「国産が一番いいんだ」とずっと日産に乗っていた父。
見栄や体裁、虚栄心を嫌った父は、子供の教育費(特にワタクシ・・汗汗)と、妻の絶え間ない物欲(いまだ衰えず)には惜しみなく注ぎ込んでくれたけれど、一方でいつも電気工事技師のそっけない作業着と、それしかもはや記憶にないような長靴のような黒い靴、休日と言ったら「あのマドラスチェックのシャツだったよね」と姉と話すくらいに、自分のことにはお金をかけなかった。

そんな父が、がいこくの(!)車を買うだなんて、三十路に足を突っ込むまで、全くそんな一面と父の憧れを知らなかった娘の自分は、どこかちょっと切ない気持ちで、新しくやってきた黄色い可愛いミニ・クーパーを歓迎したのを覚えています。

それを、一体何回乗っただろうか。
父を象徴するかのように、家族に惜しみなく注ぎ込んで、いよいよ自分の好きなものをひとつ、趣味車をひとつ、ようやく買ったところで、急逝してしまった父。
文字通り、身を粉にして家族に注いだ父は、それがしかし彼自身の喜びだったのだから、と納得しつつも、やりきれない思いが車を見る度に湧き上がってくるのでした。
母が哀しみの中でも、伊豆の別荘をあっけなく手放したことに対して、故人への想い入れだとか、情だとか、希薄すぎるのではないかと信じがたかったのも手伝い、家族の中でダントツに運転が下手な私が、このクーパーを譲り受けることになりました。
結婚して、子供も授かり、夜間に救急病院へ駆け込んだことも、豪雨の日にムスメを送り迎えできたのも、ミニがあったからこそ。

だけれど、ようやく手放すことが、できました。

手放そうと思えたのは、段々に、でした。

まず、運転が下手であること・・・。(致命的。。)
あまりに下手だ下手だと実家の総攻撃にあってきたワタクシ、「そんなことはないっ!」と反撃した途端にぶつける、とか、乗った回数をぶつけた回数で割ると、ものすごい確率がはじき出せます!
そしてあまりにも下手だと言われ過ぎたため、IKEAの駐車場が無料で、しかも20キロを超える棚を運んでくる必要がある日に、自信のなさを払しょくできず、車を横目にチャリで出発するジブン。
祖母の納骨の時に車を出し、あまりに車が汚かったので、帰って来て洗車をしたのだけど(順番が逆だと母に言われる)、その後乗らないままあまりに汚れて再び洗車、と。(年に片手で足りるほどしか乗らない。)

だけど、オットもワタシも、実家に車がある状況で育ったため、「車がない家」というのは、どこか未完成なような、そんな説明できない「当然あるでしょ」という感覚が捨てきれなかった。
特にオット(20年以上運転せず)は、外車の維持費がいかほどか、感覚としてわかっていないため、ものに執着しないオットの割には抵抗を示しまして、長引きました。(後から聞いたら、父への思い入れがあるのではないかと逆に案じてくれた面もあったようなのですが。)
そこへ、下の会社が撤退して、新しいテナントを募集するタイミングになり、もういよいよ車をどどんと置いておくのは邪魔であろう、ということが、決め手となったのですが、フと父だったらなんていうだろうかと想像してみると、「おまえが車を運転するだなんて、怖くて怖くて眠れない!!」と常々震えていたことも思い出し、これはきっと安堵するであろう、と。笑

以前の家だったら、駐車場代がかかっていたけれど、それでもきっと手放さなかったと思います。
7坪の小さすぎる家、駅からも距離があったし、なんていうかあの慎ましい暮らしのなかで、ミニの立派さは、気分的に華を添えてくれていたと思うのです。持っている、という心の潤いの部分を担ってくれたような。

そう、車っていうのは、そういう面もあると思います。
運転が上手で(ここ大事!)、あるいは趣味のように好いていて、という人にとってはなくてはならない大きな部分。生活になくてはならない郊外の人出ない限り、贅沢品のような部分。
でも、この家に暮らして、駅からすぐで、こんなに(無駄に)広くて、私の職場もこことして十分すぎるほどに賄え、身の丈に対して立派過ぎる。
オットの職業の聞こえと相まって、「うちほど張りぼての家もないよな?!」と笑うオットの言葉通り、ここに外車まであるのは、どう考えても揃いすぎている。
ブランドに興味がなく、見栄も虚栄心もどちらかというと揶揄するタイプの父とオットの影響を受け、そこに致命的な「運転がド下手」という要素まで揃ったワタシ、もう選択肢はありません。

ということで、幼馴染の兄貴分の奥さんが、「小さなころからミニに乗りたかった!」と熱く以前から語っていたのを思い出し、乗ってもらうことにしたという次第です。
そんな経緯の車だったがために、全然見知らぬ、どこかブラックな香りのする中古車買い取りセンターに委ねてしまうのはどうにも抵抗があったので、父と母の結婚記念日になっているナンバープレートを、「そのまま乗るよ」と言ってくれた幼馴染の気持ちに救われ、安心して委ねました。
そして今、
とても、安堵しました。

見送る時、少しだけ涙が出そうだったのをぐっと堪えて見つめると、運転席の彼女は私よりずっとミニが似合ってサマになっており、いつまでたってもドキドキしながら乗っていたジブンとは違い、これで良かったのだと。
車の免許を取った時、取得できた嬉しさよりも、「これで・・・人を殺める可能性が出来たということか・・」と、生唾ゴクリと怖くなった気持ちを、思い出しました。
これで私、永遠に、車を運転しません。
近くにはカーシェアリングがいくつもあるし、唯一今の段階で手放すことをためらわれた「ムスメの幼稚園」(東京なのに、バスが一時間に一本しか通っていない立地!!!!!!)への何らかの送迎in雨、の時に利用しようかちょっと揺れたのですが、いやいや、タクシーで。いやいや、ものすごい雨合羽買ったさ!笑

ちょっとにじんだ涙が鼻の奥ですぐに止まった時、父が急逝して来月で丸8年が経つのだと、数えました。
あの時も、秋の風が頬をこうやって撫でていったなと想いながら、8年、それは決して、短くない年月なのだと。


↓ シルバーウィークは、高尾山へ行って参りました。
ミシュラン以来激混みともっぱら噂のマウント高尾、バーゲンセール会場より混んでいるのではないかと・・・

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想定内!混んでいたってさすが山。通れないってこたぁないのね?!と思ったが・・・

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ナンスカ?これ?災害難民じゃないかとオットは称していましたが、帰りのリフト一時間待ち。
「それなら歩いた方が早い」と踵を返せるのは、大人のみのグループ。
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上りは抱っこもせずに一人で(5合目からですが)登れた初登山のムスメ、木陰でひと休憩できて、かえってよかったようです♪
お絵かきしてたらあっという間~ということで、リフトも(私の方が怖かったくらい)全然怖がらずに楽しんで降りてきました♪
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(下山後は、そのままみんなで実家に直行し、姉夫婦と親戚より近い関係の家族ぐるみの付き合いの叔父さんを囲んで、ムスメも大喜びの大興奮で、昔の懐かしい話に花を咲かせて心から楽しい晩でした。^^ )
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シルバーウィークは山の上ホテルの、記念日ディナーへも♪

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チャリも慣れてきましたー。

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今季初おでん、もうお腹に全部収まってしまったけど、はじまってマス。

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和食党のムスメ、こんなしらすご飯定食みたいな朝ごはんが好きです。。

だけど今朝は昨日焼いた南瓜パンで・・・
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(卵黄塗って、つやつやパンにしてみました。^^)
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(オットオベントも、今日は南瓜パンサンド。クリームチーズにエジプト塩があうので、エスニック好きなオットにふりふり。もう一つは、肉団子とレタス。)
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(トマト缶は必要なくなりました。ハコ買いしている野菜ジュースでトマト系は煮込むと、深みがあって美味しいし、なんだかカラダにもっといい気分!?)
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(朝はキッチン内で食べる季節になったので準備片付けラクチン♪)

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週に一度、レッスンがムスメの帰宅より遅くなって母にも来てもらわない日は、「待っててねプレート」でしのげるようになってきました。
しのげる、というよりも、ムスメも一人でお行儀などやいのやいの言われずに、のんびり食べられる30分くらいを楽しみにしているようで、置いておくとゴキゲンです♪
お豆腐とわかめのお味噌汁が大好きなので、大抵汁物はお味噌汁になります。
ゴマの(黒い)ブランマンジェを1L.も作ったので(汗)、デザートなどあると、テンション上がるムスメ。
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ソファにヘッドレストをつけました!!
これを買ったとき(新婚当初)は、ヘッドレストがなかったのですが、あとから出したようで、座ってみたらあるとないとでは全然「包み込まれる感」が違うのね・・・・とビックリ!
by pechopiano | 2015-09-30 12:38
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