人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ピアノ弾きの裏に、美味しい生活研究家のカオあり。ゴハンと暮らしと音楽を愛する日々。
by pechopiano
夏食事情2(?)
昨晩、珍しくテレビを点けながら作業をしていたら、アルツハイマーについて特集していました。
こういう病は、なんていうか、誰がかかるのかは運…みたいな印象があって、まぁ一時期アルミ缶に入った飲料水やビールが敬遠されたり、ワタシも雪平鍋を処分したものでしたが、これだけ多くの人がアトランダムにかかる(しかも、家族の運命も大きく傾かざるを得ない)不治の病に対しての研究は、大分進んでいるもよう。
この病が解明されるのは、時間の問題だと言われて久しいけれど、とは言え「(病の進行を)食い止める」薬と、「時間を戻す(治す)」薬の間には、技術的にも現実的にも、大きな隔たりがあるだろうから、一番に知りたいのは、やはり原因。

とは言え「病の原因」なんて、たとえば日常生活のある一つの事実に対して、それが起こった原因は何であったか、というのが、決して一つの事柄で説明がつくわけではないように、原因というのは、いつもどんな事柄にも、多角的に偶発的に、無意識の部分をも含めた、管理しきれない要素が多分に影響している。
ゆえに、その最たる「病」だって、完全に防ぐ手段はないということを、いずれにせよ認知しておかないとならないのは大前提として、とりあえず、食生活がかなり影響してくるらしい、というのが昨日の内容でした。
(また、いずれはもっと詳細に、あるいは覆して、事実が塗りなおされるかもしれないけれど。)

そのキーを握るのは、魚と野菜。
特に青魚に多く含まれる、DHAとEPAという成分が要なので、肉より魚中心の食生活を推奨しており、まぁ、、野菜と魚中心が、あらゆる身体に良いということは、もう新しい理論でもなんでもないし、大体想像はつくわけですが、ただいつも「健康食の王者」たる扱いの野菜よりも、魚の方を重視していることが、割とショックでした!?
魚介類とおっしゃいましても、、、貝にアナフィラキシーショックに近い反応をしている、現在の私の体では、あさりの酒蒸しとか、キケンなんですよねー。クラムチャウダーもダメだし。。。
(・・・って、無理に貝を使わなくても、魚はほかにウジャウジャいるわけだが。)
そして、一見理想的な食生活を送っていそうな方も、かなりのダメ出しをされており、「野菜・魚中心」であっても、量が少ないと、必要な分量に達しないということで、小食であれば理想・・・という単純な健康法もまかり通らない。

う~ん、そうかぁ。

って、そんなことをいちいち考えて生活を送るのが、一番不健康なので(笑)、そこそこでいいんですけどね。^^;
でも、結構オットも自分もアタマが命の仕事(殆どの人がそうか・・・)なので、ちょっと反応していました。
とりあえず、ウチはクリアしてるかな?と思ったのは、朝食が洋風(パン)という家庭が増えていることに、警鐘を鳴らしていたので、ご飯に焼き魚、というパターンが少なくない我が家は、これからは意識して、魚バリエーションを増やしていこうかな♪(テーマが決まることは、とりあえず楽しい。笑)
↓それを見る前に解凍作業に着手していましたが、グッドタイミングの、立派なマグロちゃん。

夏食事情2(?)_a0126929_1959513.jpg


私は、いろいろいじって(調理して)遊びたいのですが、男性というのは、そのまま刺身で!とか、シンプルなのが好きですねぇ・・・。
昔、留学から戻ってすぐのころ、実家に居候だし~・・・と、母が友達とディナーに行く・・とか言う時は、父のご飯担当になった時期がありまして。
ものすごく、凝ったんです。折角ですから。
生春巻きに入れるチャーシューから作ったり、野菜の煮込みだって手塩にかけて、、、お魚もアクアパッツァにしてみたり、「オオ、ムスメは留学して、こんなものを身につけたんだな~」くらい言わせようと思って。
しかし、頑張れば頑張るほど、箸を握ったまま、黙りこくる父。

・・・・・冷蔵庫の奥に、塩辛あるから、持ってきてくれないかい?

と言われた日にゃぁ、キレましたけど、魚は、切り身か焼くかで良いんだ!!と、あちらの主張も一度も負けてませんでしたねー。
あっそう、と冷たく返しながら、「味のわからんやつだっ」と、心の中で(時に口に出して)毒づきつつ、同じような晩酌風景は、私が一人暮らしを再スタートするまで幾度も続いた、どちらも懲りない父と娘でありました。^^;
「普通、世のオトーサンっていうものは、娘が作ったものならば、たとえ腐りかけていようと、砂糖と塩が反対だろうと、眉尻の2,3本くらい下げられるとこまで下げきって、”ああ、ウマイよぉ~~♪”くらい言うもんだよ!」と、言うのですが、頑として「オトーサンは、そんな甘やかしは娘のためにならないと思うから、これでいいのだ」と、よく分からない教育論にまで発展。笑
ま、でも結婚したオットが、何でも「美味しい、ありがとう」と言って食べてくれることが、私にとっては当然ではなく嬉しいと思えるので、確かにコレはコレでアリだったかもしれませんけど!?

ところで、マイケル・ジャクソン氏の特集を、どこの局も沢山組んでいる昨今ですが、ある日、小学校から帰ってきたら、母が興奮して「ココ(テレビの前)に、おいで!」と呼んでくれたシーンから思い出します。
「スリラー」のビデオを入手した母は、ナンノコッチャ?と座るワタシの横で再生ボタンを押し、、、そこから先は、あまりのことに、それはもう、本当に衝撃でした。
こんな踊りがあるんだ?!この格好良さは、一体なんだ?!っていうか、今日は何?!くらいまで、アタマのなかごっちゃごちゃになって驚きました。
「BAD」のカセットテープ(ああ、時代が・・・)も、お小遣いで買って、耳をつけて何度も何度も聞いたっけなぁ~。。。懐かしい。

であっても、私も既に「マイケル=色々物議醸し出して、いつの間にか漂白しちゃったよ」のイメージの方が強いのですが、今見るとまた、まったく色褪せない衝撃に加え、神がいるとしたら(いないけど)、世界のうちに唯、彼にしか与えなかったビート感とダンスの才を存分に理解できる年齢になって、衝撃を新たにします。
そして、恐らく世界中のピアノ弾きで、ある人物を思い起こさない人は、いないかもしれない、とも思う。

グレン・グールド。

彷彿とさせるのは、その奇行の数々のエピソードではなく(全く別の意味でのエキセントリック)、かつて若かりし頃に、其々の世界で鮮烈極まるデビュウを果たした作品を、再び撮り直すことをもって、引退・・・と位置付けた、齢50の人生の決断を境に、突如夭逝したという運命に。(グールドは完成を遺しましたが。)
エキセントリックであること、これは残念ながら、幸福とは(少なくとも傍から見える部分では)相容れないことが、多いように思います。
類稀な何かと引き替えに、それを手放すというのは、本人が望んだことなのか否か、そんなことは誰にも分からないけれど、少なくとも自分は、一度きりの人生を、ほどほどに全てを満たして営んでいきたいというのが、殆どの人が自らの生涯に望む、一番の幸福っていう姿じゃないかな、と思えてならない。
それと引きかえに、世界中のすべての人々を魅了して熱狂させてくれたマイケル・ジャクソンの才には、感謝感服です。

そして、全然関係ないけど、ジンジャーエールをこさえました。↓
梅のサワードリンクを仕込んだはいいが、仕込んだらキモチもその気になっているので、すぐにでも飲みたい。
だけど、飲み頃は、3週間くらい先になるので、この気持ちをもてあそぶにはチと長く、そしたら丁度先週、外務省職員としてベトナムに駐在中の友人から頂いたお土産の中に、オーガニックのシナモンスティックも入っていたので、それを使うことに。
炭酸水で4:1くらいに薄めて飲みます♪色が濃いのは、黒糖を使用しているからでして、生姜からスパイス類まで、完全オーガニックなので安心です。^^
市販のジンジャーエールなら、ウィルキンソンのビターなヤツが好きですが、あれより更に「生姜」な感じを楽しめます。喉にピリッとくる刺激が、たまらないですが・・・・今日は、どちらかと言うと、ブラック珈琲の気候でしたケド・・・。^^;

夏食事情2(?)_a0126929_2003645.jpg

by pechopiano | 2009-07-08 20:11
<< 贅沢な昼下がり 夏食事情 >>


カテゴリ
以前の記事
フォロー中のブログ
メモ帳
最新のトラックバック
ライフログ
検索
タグ
その他のジャンル
ブログパーツ
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧