昨晩、珍しくテレビを点けながら作業をしていたら、アルツハイマーについて特集していました。
こういう病は、なんていうか、誰がかかるのかは運…みたいな印象があって、まぁ一時期アルミ缶に入った飲料水やビールが敬遠されたり、ワタシも雪平鍋を処分したものでしたが、これだけ多くの人がアトランダムにかかる(しかも、家族の運命も大きく傾かざるを得ない)不治の病に対しての研究は、大分進んでいるもよう。 この病が解明されるのは、時間の問題だと言われて久しいけれど、とは言え「(病の進行を)食い止める」薬と、「時間を戻す(治す)」薬の間には、技術的にも現実的にも、大きな隔たりがあるだろうから、一番に知りたいのは、やはり原因。 とは言え「病の原因」なんて、たとえば日常生活のある一つの事実に対して、それが起こった原因は何であったか、というのが、決して一つの事柄で説明がつくわけではないように、原因というのは、いつもどんな事柄にも、多角的に偶発的に、無意識の部分をも含めた、管理しきれない要素が多分に影響している。 ゆえに、その最たる「病」だって、完全に防ぐ手段はないということを、いずれにせよ認知しておかないとならないのは大前提として、とりあえず、食生活がかなり影響してくるらしい、というのが昨日の内容でした。 (また、いずれはもっと詳細に、あるいは覆して、事実が塗りなおされるかもしれないけれど。) そのキーを握るのは、魚と野菜。 特に青魚に多く含まれる、DHAとEPAという成分が要なので、肉より魚中心の食生活を推奨しており、まぁ、、野菜と魚中心が、あらゆる身体に良いということは、もう新しい理論でもなんでもないし、大体想像はつくわけですが、ただいつも「健康食の王者」たる扱いの野菜よりも、魚の方を重視していることが、割とショックでした!? 魚介類とおっしゃいましても、、、貝にアナフィラキシーショックに近い反応をしている、現在の私の体では、あさりの酒蒸しとか、キケンなんですよねー。クラムチャウダーもダメだし。。。 (・・・って、無理に貝を使わなくても、魚はほかにウジャウジャいるわけだが。) そして、一見理想的な食生活を送っていそうな方も、かなりのダメ出しをされており、「野菜・魚中心」であっても、量が少ないと、必要な分量に達しないということで、小食であれば理想・・・という単純な健康法もまかり通らない。 う~ん、そうかぁ。 って、そんなことをいちいち考えて生活を送るのが、一番不健康なので(笑)、そこそこでいいんですけどね。^^; でも、結構オットも自分もアタマが命の仕事(殆どの人がそうか・・・)なので、ちょっと反応していました。 とりあえず、ウチはクリアしてるかな?と思ったのは、朝食が洋風(パン)という家庭が増えていることに、警鐘を鳴らしていたので、ご飯に焼き魚、というパターンが少なくない我が家は、これからは意識して、魚バリエーションを増やしていこうかな♪(テーマが決まることは、とりあえず楽しい。笑) ↓それを見る前に解凍作業に着手していましたが、グッドタイミングの、立派なマグロちゃん。 私は、いろいろいじって(調理して)遊びたいのですが、男性というのは、そのまま刺身で!とか、シンプルなのが好きですねぇ・・・。 昔、留学から戻ってすぐのころ、実家に居候だし~・・・と、母が友達とディナーに行く・・とか言う時は、父のご飯担当になった時期がありまして。 ものすごく、凝ったんです。折角ですから。 生春巻きに入れるチャーシューから作ったり、野菜の煮込みだって手塩にかけて、、、お魚もアクアパッツァにしてみたり、「オオ、ムスメは留学して、こんなものを身につけたんだな~」くらい言わせようと思って。 しかし、頑張れば頑張るほど、箸を握ったまま、黙りこくる父。 ・・・・・冷蔵庫の奥に、塩辛あるから、持ってきてくれないかい? と言われた日にゃぁ、キレましたけど、魚は、切り身か焼くかで良いんだ!!と、あちらの主張も一度も負けてませんでしたねー。 あっそう、と冷たく返しながら、「味のわからんやつだっ」と、心の中で(時に口に出して)毒づきつつ、同じような晩酌風景は、私が一人暮らしを再スタートするまで幾度も続いた、どちらも懲りない父と娘でありました。^^; 「普通、世のオトーサンっていうものは、娘が作ったものならば、たとえ腐りかけていようと、砂糖と塩が反対だろうと、眉尻の2,3本くらい下げられるとこまで下げきって、”ああ、ウマイよぉ~~♪”くらい言うもんだよ!」と、言うのですが、頑として「オトーサンは、そんな甘やかしは娘のためにならないと思うから、これでいいのだ」と、よく分からない教育論にまで発展。笑 ま、でも結婚したオットが、何でも「美味しい、ありがとう」と言って食べてくれることが、私にとっては当然ではなく嬉しいと思えるので、確かにコレはコレでアリだったかもしれませんけど!? ところで、マイケル・ジャクソン氏の特集を、どこの局も沢山組んでいる昨今ですが、ある日、小学校から帰ってきたら、母が興奮して「ココ(テレビの前)に、おいで!」と呼んでくれたシーンから思い出します。 「スリラー」のビデオを入手した母は、ナンノコッチャ?と座るワタシの横で再生ボタンを押し、、、そこから先は、あまりのことに、それはもう、本当に衝撃でした。 こんな踊りがあるんだ?!この格好良さは、一体なんだ?!っていうか、今日は何?!くらいまで、アタマのなかごっちゃごちゃになって驚きました。 「BAD」のカセットテープ(ああ、時代が・・・)も、お小遣いで買って、耳をつけて何度も何度も聞いたっけなぁ~。。。懐かしい。 であっても、私も既に「マイケル=色々物議醸し出して、いつの間にか漂白しちゃったよ」のイメージの方が強いのですが、今見るとまた、まったく色褪せない衝撃に加え、神がいるとしたら(いないけど)、世界のうちに唯、彼にしか与えなかったビート感とダンスの才を存分に理解できる年齢になって、衝撃を新たにします。 そして、恐らく世界中のピアノ弾きで、ある人物を思い起こさない人は、いないかもしれない、とも思う。 グレン・グールド。 彷彿とさせるのは、その奇行の数々のエピソードではなく(全く別の意味でのエキセントリック)、かつて若かりし頃に、其々の世界で鮮烈極まるデビュウを果たした作品を、再び撮り直すことをもって、引退・・・と位置付けた、齢50の人生の決断を境に、突如夭逝したという運命に。(グールドは完成を遺しましたが。) エキセントリックであること、これは残念ながら、幸福とは(少なくとも傍から見える部分では)相容れないことが、多いように思います。 類稀な何かと引き替えに、それを手放すというのは、本人が望んだことなのか否か、そんなことは誰にも分からないけれど、少なくとも自分は、一度きりの人生を、ほどほどに全てを満たして営んでいきたいというのが、殆どの人が自らの生涯に望む、一番の幸福っていう姿じゃないかな、と思えてならない。 それと引きかえに、世界中のすべての人々を魅了して熱狂させてくれたマイケル・ジャクソンの才には、感謝感服です。 そして、全然関係ないけど、ジンジャーエールをこさえました。↓ 梅のサワードリンクを仕込んだはいいが、仕込んだらキモチもその気になっているので、すぐにでも飲みたい。 だけど、飲み頃は、3週間くらい先になるので、この気持ちをもてあそぶにはチと長く、そしたら丁度先週、外務省職員としてベトナムに駐在中の友人から頂いたお土産の中に、オーガニックのシナモンスティックも入っていたので、それを使うことに。 炭酸水で4:1くらいに薄めて飲みます♪色が濃いのは、黒糖を使用しているからでして、生姜からスパイス類まで、完全オーガニックなので安心です。^^ 市販のジンジャーエールなら、ウィルキンソンのビターなヤツが好きですが、あれより更に「生姜」な感じを楽しめます。喉にピリッとくる刺激が、たまらないですが・・・・今日は、どちらかと言うと、ブラック珈琲の気候でしたケド・・・。^^; #
by pechopiano
| 2009-07-08 20:11
ただいま、実家の新築工事着手にあたり、、、ショールームから小物類まで、母にあらゆる場所へ連行される機会を狙われております。
ま、好きだから良いんですけど、その中でヒットだったのが、国立駅北口のミルクギャラリー。 ・・・この、期待できなさそうな名前の(シツレイ)ギャラリーが、穴場! めいくい~んの2Fなのですが、彼女(めいくい~ん店長さん)の、ギャラリーだそうで、このスッテキで温かいおばちゃまは、陶芸家という顔も持つので、彼女の個展も開催されているもよう。 とは言え、このギャラリーで、アイアンの展示会が行われるというハガキを、行きつけの器屋さんにて見つけたのは、他でもないワタシなのですが、母に「たとえば、漆喰の壁にはアイアンのフックなら合うでしょ~」と、(だけど、プロヴァンス風をイメージした、痛い感じのレストラン内装にならないよう、シンプルな曲線のもので・・・^^;)チラと見せたら、ある朝突然車で我が家にやってきて、「あの個展、明日までなのよ。つき合って」と、、、母の権力を前提とした笑顔でやって参りまして。 しっかし、本当に素敵なお店が沢山出来ています、我が街♪ 私は、特に何も必要ないかな、と思っていたのですが、かねてから「ビビッとくる」花瓶を探していて、鉄の作家ものの花瓶だなんて、オソロシー値段するだろうと、一瞬で目に焼き付いた、その華奢なサイズなのに存在感溢れる、重厚な花瓶の底をみると、値札が・・・! あ、売りものなのね、と確認すると、かなり嬉しい期待の裏切り! 母もすかさず「それ、私欲しい・・・」と目線を送ってきましたが、ええ、もちろん離しませんとも。笑 そのまま階段をピュッと降りて(ギャラリーには、誰もいない。笑)、下のめいさんに「これ、下さいな」と、花ごと持って行ったら、花ごと下さいまして。^^ 新しい作家さんの存在を知って、刺激になりました。 お花を挿したり、器を楽しんだり、そういう贅沢だけは、絶対に惜しまないように・・・と、いうのが持論。 ・・・ま、所詮はとある文化人のウケウリですケド!? そしたら、花つながりで(?)、午前中に朝顔が届きました! 朝顔、この間国立の友人から「ぺちょ、朝顔市行く?」と聞かれ、その日は朝からお仕事だったので、ちょっと覗いてみたい気がしたのを断念した矢先でした。 基本的に色がついたお花は、テラスに咲かないようにしていたのですが(笑)、朝顔を早速置かせて頂いたら、とっても可愛らしいです。^^ だけど、箱に入れられて、この突如狂ったかのように暑い日にやってきたので、長旅のお疲れが出たようで、大分グッタリのご様子・・・。↓ これは、お水をやった直後なのですが、この20分後にはシャキーーーン!と、化粧直ししたかのごとく別人(花)のように復活していて、その生命力に感心。 そして、、、家の中はメロンの芳しい香りでいっぱいになっています・・・・♪ 先日、物凄く立派なメロンもやって参りました・・・・!夕張メロンは、やっぱり凄い。芳醇な香りが、口の中のみならず、部屋中を魅惑的なアロマで包み込むものだから、ついつい熟れきるまで、冷蔵庫に入れないで楽しんでいたら、今日頂いた時は、少し前より熟れ熟れの極みで、果糖の甘さの極限にチャレンジ中、みたいなメロンちゃんでした。( ̄¬ ̄*) 朝顔は、水だけであんなに元気になるっていうのに、ニンゲンっていうやつは・・・と、食道楽には万歳三唱です。 そして、、、今年もこんな季節です。↓ こちらは、自らお隣の八百屋さんで買ったもの。 桃、11コで¥480也。 ・・・・消費税込、時々おまけ(更なる桃追加)ですわよ、オクサン。 少し小振りではありますが、ものすごーーくジューシーで、もちろん国産で。 基本的には、食材には無農薬のものを・・・と気を使っていますが、ただでさえも値の張る桃は、先ほど「防除2回」の桃で、2つで780円していましたから、視野に入っても、思考には入れないようにしています!? 我が家の周りは、立地上、一戸建てよりもマンションが多い地帯で、加えて角地だし、それ故唯一とも思える「ご近所さん」は、フルーツ屋さん。(お店は駅前にあるのですが。) にも関わらず、ご近所さんのお店でなかなか買っていませんのは、、、だって、桃が、、、桃があまりにも安いから・・・と、他店で買ったフルーツを持って帰る時は、いつもオジサンに合わないように、ドキドキしながら鍵穴を回してます。^^; さ、今年も元気に「桃太り」の季節を堪能しよっと♪ ↓ 食中毒の季節なので、腐りやすいもの禁止令を出しまして(自分で)、今日はシャケ弁。 弁護士事務所に勤務している弁護士のことを、「イソ弁」っていうらしいということを、オットと知り合った頃に聞き、全然知らない世界の通称なので、「・・・シャケ弁みたいだなぁ」って思いましたが、今朝「今日はシャケ弁だよ~」と言った時、「・・・イソ弁みたいだなぁ」って、心の中で思いました。 慣れって怖い。 卵焼きの中身は、利尻のホタテです♪ #
by pechopiano
| 2009-07-07 23:05
一泊二日で、神戸に居ました。
大阪泊だと思い込んでいて、張り切って(?)大阪調査をしていましたところ、送られてきたホテル情報を拝見して、「神戸?!」と。笑 演奏会は、明石焼きの「明石」にてだったので、諸事情あって神戸が最寄ということになったようなのですが、東京都内の距離感でさえもアヤシイ自分としては、こんなに神戸と明石が近いということを、まったく知りませんでした・・・。 折角神戸に行くのだったら、早めに行って・・・♪と、一夜漬け調査により、いろいろ行っておきたいところをプリントアウトしたのですが(前日入りでした)、結局バタバタしていて到着したのは19時ころになってしまい、調査ペーパーは屑籠へ。。。ま、本題を忘れ去るまで神戸堪能するよりは、良かったっていうことで納得?!^^; にしても、東京駅で出発時間を少し早めて、夕方乗り込んだのぞみは、とっても空いていて、見渡す限り視野に人が入らない快適さで、この時間帯は穴場?とちょっとびっくり。 ↓出際に、少し前のパンを、フレンチトースト用に付け込んでおいたんだったことを思いだしたので、ジュジュッと焼いておやつ持参で。・・・遠足か?!笑 頂き物のエシレバターを焦がさないように弱火でじっくり、ふっくら焼いたのですが、道中ちょっぴり水筒につぶされました。シナモンシュガーを振って、残り半分は冷蔵庫に入れて、オットにも。^^ ・・・・ま、車内でこういう生活感溢れることやっている方は、あまりいらっしゃらないけれど、この時間帯なら平気?! 水出しの加賀棒茶をたっぷり入れて、氷がカランコロン良い音を立てるのも、どことなく癒し効果アリ(?)で、本や雑誌を読みふけっているうちに、爆睡したままあっという間に神戸へ。 知らない街を、気ままに歩くのは、いつでも独特の開放感をもたらすので、、、開放感の波でサーフィンしながら、流れ着いた中華街にて、屋台のふかひれラーメンに手を出す。 出したところで、捕獲される。笑 ↓ 泊めて頂いた神戸メリケンパークオリエンタルホテルは、事前に神戸情報を仕入れた雑誌、「天然生活」にも特集されていたことがある、どの部屋からも海が一望できるホテル。 着いた時は、もう夜も更けていたので、テラスバルコニーで夜景をパチリとした後は、上階の、居心地の良いソファがゆったりと並んだバーへ。 翌朝驚いたのは、(このホテルは朝食が有名らしい)、人気で混んでいるバイキング形式のビュッフェはやめて、アメリカンブレックファストのこぢんまりした方のレストランに入ると、目の前に・・・・!?!? ↓ にっぽん丸~~~!!! えええ~~!?なつかしの、にっぽん丸♪ 思わず嬉しくなって、だけど、、、これってにっぽん丸・・・だよね??と一人キョロキョロ興奮し、珈琲を注ぎにきてくれた店員さんに、「あの、こちらってにっぽん丸・・・ですか?」と尋ねると、ニッコリ微笑んで、「ええ、そうです。今朝がた入港しまして、これから四国へと向かうようです」。 わー♪ と、知っている人に遠くの地でバッタリ会った子供のような、興奮を覚えた朝でした。^^; 演奏会後は、もちろん明石焼きツアー(?)へ。笑 魚市場があるとの情報に、見学ついでに明石焼きを求めて一同向かいまして、すると、魚市場っていうか、蛸市場??という表現の方が適切なのでは?と思えるくらい、右を向いても左を向いても、タコ・蛸・たこ! 渋めのオバチャンが、「オネエチャン、タコ、どうよ?」って、話しかけてくれます。↓ そして明石焼きへ♪ こちらでは、「卵焼き」って言うそうで、たこ焼きよりも粉の分量が極端に少ない代わりに、卵を沢山使っているため、確かに食感は、出汁巻き卵とスクランブルエッグの中間くらい。 我が家は基本的に、うどんの御出汁も、関西風の出汁主役なので、こういう優しい味は大好きです。 (・・・だけど、かなりボリュウムありまして、このワタクシが、、、食べきれませんでした。) 〆に・・・Violinistも、大きな目を更にまんまるにして、呆れていたかもしれない話としましては、母と祖母の大好きな「あかふく」を、お土産に買おうと、チラと見てはいたのですが、帰りに買えばいいや、と甘く考えていまして。 崩れやすいし、関西周辺の駅ならば、結構どこででも手に入るので、甘く考えていたら、、帰路もちょっと時間を早めた関係もあり、バタバタダッシュしているうちに、タイミングを逃しまして、結局新大阪でのぞみに乗り換えた際、出発ギリギリまで、ホームにある5軒のお土産屋、キオスクに、髪振り乱して「すっ・・・スミマセンッッ!!あかふく、あかふくアリマスカッ!!」と、殴りこみのような勢いで、乗り込む。 しばしその形相に絶句した、ゆる~いテンポでお仕事中のおばちゃんは、「え・・?あか、あかふくぅ??ああ、ウチにはないよー」 「あそですかっっ!!」 →猛烈ダッシュ。 更なる一店へ・・・・と、発射ベルが鳴るまで、あかふくを求めて走りぬけ、結局買えずに乗り込む。 しか~し。 これで諦めるワタシではない。 Y社の担当者さん(男性)は、相当の甘いもの好きゆえ、「京都と名古屋でも、乗り換え時間の1分で、チャレンジすれば、あるかもしれない」と、御助言。 更には、「京都はホーム真ん中辺、名古屋は7号車付近に、販売店アリ」(←すごい・・)ということで、次の駅に着くアナウンスが流れると、「イッテキマスッ」と、バタバタ出陣。 京都では「売り切れ」と言われ、ガックシ首をうなだれて席に戻ると、お二人も手ぶらのワタシを見て、ガックシしてくれる。笑 しかし、名古屋はやはり(伊勢が近いだけあって?)、到着する頃には、スローモーションで、あのピンクの包装紙が積まれているのが車内から見え、掌握って確信! (・・・ほんと、ナニやってんだか・・・。) 到着と同時に、キオスクに滑り込みダーッッシュ! 「おばちゃん、あかふく、アカフクあるでしょっっっ?!」という、もはや常人の域を脱しつつある三十路女のカオを見ても、一向にひるむことなく、「ああ、あるよ。(大きいの小さいの)どっち?」と! ああ、私はこの返答を待っていた!! どっちも!! と、カミサマのように見えたおばちゃんに、満面の笑みでお金を渡すと、ホクホク乗り込みました。 ・・・・あの情熱は、、、何に対する情熱だったのだろう。 あかふくも、いろいろあったけど、県をまたいでこんなに熱心に買い求める客がいることを知ったら、さぞかし嬉しかろう。 っていうことで、大きな方は、祖母宅へ。 小さな方は、一緒にドキドキ感を味わってくれた(味あわざるを得ないハメになった)お二人と、祝杯(?)を新幹線の中であげまして、残りは母とウチで。↓ ああ、楽しかったな~~! ・・・演奏会が、です、演奏会が!!!あくまで!!! #
by pechopiano
| 2009-07-06 14:48
「模様替え魔」と、親に名づけられたのは、小学生の時でありました。
毎週土曜日になると、(学校は早くあがる日だったので)子供一人の力でやったの?!と両親にびっくりされるほどの力で、部屋のタンスやら机やらをゴゴゴゴ・・・・と移動しては、気分一新楽しんでおりまして、1日に2回やって「やりすぎ」と釘をさされたこともあったっけ。 ピアノを弾いている時は、「ああ、絶対この仕事以外、自分には考えられない・・・」と無条件確信するのだけど、キッチンにたったり、掃除を始めると、「・・・人生の選択、間違ったかも?」と思うことも。汗 しかし、模様替えっていうのは、広さは勿論、部屋の間取りに、ある程度凹凸があった方が、変えやすいのですよねー。変化がつきやすいっていうか。 ユトレヒトの自分の部屋は、正方形のハコでして、しかして70平米ワンルーム(!)だったため、模様替えも何もあったもんじゃ、なかった。 家具がちっぽけに見え、何をどう動かそうと、生活の動線には、微々たる影響すら生じない。 ・・・ということで、実は広すぎても遣り甲斐ないわけですが、狭すぎると、遣り甲斐をはるかに超える難問となってしまうのも事実。 だけど、ワタクシ、こういうテの難問だけは、好きなんですね~~。。。 うっかり「カウンター(として使っているウォルナットのテーブル)の位置を変えよう」としたが最後、そうそう、家事動線として、ちょっと問題あったのよね、と遠方に目をやる。 (-д☆)キラッ ズバリ。 模様替えは、最高の気分転換♪ お金もかからず、家の中がリフレッシュして、ついでに掃除も念入りになるし、良いこと尽くめでして、、、しかしこうなる経緯には、自分でわかっている無意識の思考回路があります。 まず、家づくりだった、去年。 あれは燃えた・・・。本当に、仕事そっちのけで燃えてた・・・。(爆) だけど、燃え尽きることがない、不燃素材をしちゃっている自分は、火種はずーっと抱えているわけでして、「落ち着いたら、車庫を」の欲を、最近果たしました。 ついでに、屋上テラスまでつけちゃって。 で、さーすがにもう大きくお金をかけるようなことは、必要ないのですが、それでもちょこちょこリフレッシュしたい。 その熱の矛先が、模様替えなのです。 母のお友達の、お料理家の先生は、家の中も真っ白で、ご本人のお肌も真っ白で、心もとことん嘘がなく真っ白で・・・・、とにかく「純白」っていう表現があんなに似合う60代は、吉永小百合か、彼女か・・・って思うのですが(勝手に)、母が時々笑っているエピソードは、「誰がどうみても、もう(家の中に)いじる個所は残っていない」ほど、いじくりつくして(?)おられるのに、お宅へ伺うと、キョロキョロしながら、次なるスペースを常に探している、と。笑 お気持ち、まったくもって理解できます。(っていうか、同じです。^^;) でも、たのしーー!!! 人って、とことんツイてる部分と、ちょっとコレにはいつも縁がないねぇ・・・って思い当たる部分があるように思うのですが、(いずれにせよ、ただの偶然ではあるけれど)、私は音を出すということに、苦労はしてこなかったくらい、住処には恵まれていると思う。オランダだって、苦情一つでなかった。 だけど、キッチンのスペースには、とことんついてないと思う!笑 オランダの部屋なんて、70平米あったんですよ?!日本人は、こんなにもコンパクトなカラダなのに。新体操の床演技も可能そうなスペース。 なのに、なぜ~かキッチンは日本のワンルームマンションのような小さな流し(しかも、洗い物をすると、左手が壁に当たる)と、50センチほどの作業スペース、待てど暮らせど温度が上がらないコンロ・・・・でありました。 それでも、初めての「自分専用」のキッチンには心が躍り、今思えば悪趣味な皿を揃え、ほくほくと喜んでゴハンを作っていたっけ。 そこでいつの間にやら、ゴハンを食べに友人たちが集ってくれるような場所になり、みんなが(ゴハンにあり付きたいがために)褒めてくれる言葉の裏も読むことをせず、さささーっと木によじのぼり、狭くても別段不自由を感じない暮らしをしていました。 そして帰国して、一年後から一人暮らしをしたスタジオは、、、更なるコクピットキッチン。 調理する人間の、限界に挑む!みたいな。(他の方面で挑みたい。) なんたって、作業スペースなかったですからね・・・。 でも、今度は自分のお金で、少しずつお皿やキッチンツールを買い集めて、じっくりお気に入りのキッチンを作っていく時間がものすごく楽しく、あの狭い空間の中で、かなり知恵を絞ったとは思う。 で。 結婚して、思い描いていた家に住み、そこへ段々欲が巨大化している「キッチンへの理想像」を、全投入。 数年前はスプーン一本にもこだわっていきたい・・・くらいだったのが、既存のシステムキッチンではとても・・・と、本体から換気扇までこだわり始め、我ながら(あたりまえだけど)他のどの家(やカフェ)よりも、「自分好み」にはなりました。 まぁ自分で選んでいるのだがら当然なのですが、でも「あっちの方がいいなぁ・・・」と思わない空間を作るまでには、足かけ10年の月日が。 なんたって、他と比較しながら「こういうテイストがいい」と定まってくるまでには、実際に使ってみたり、体感したりする、まとまった年月が必要なので。 であっても!! 狭い・・・。 いや、正確にいえば、「広くはない」。 これだけは、どうしても私の運命なのか、今までに、3回くらい(?)「何で、もっと横にスペースないかなぁーー!このうち!!!」と、一人キレて、プリプリしたことがありました。 その、狭さをカバーできるもの、それが、徹底した好みテイストの自分だけの愛しいキッチンにすることと、もう一つ、「使い勝手」。 ・・・はーーー。 ナニ書き始めたのかわかんなくなったくらい、前置きながくなってしまった・・・・。 だから、それで、模様替えしたってことです。 (つかれた。) で、その写真はそのうち載せます。 ま、とにかくー! 見た目は「生活感の出ない空間」から、一歩足でまして、「キッチン中心の家」といった表情になりましたが、かなり使い勝手良いです!! これはいいぞぉ♪ ちなみに、ワタシが己の手腕(?)をちょっぴり評価してもいいかな、って思ってしまうこととは、ずばり、 我が家には、ほとんど引出がない、ということ。 キッチンに至っては、引出しどころか、扉すら一つもありません。 システムキッチンだと、当然のように、鍋類も棚の上か下かに仕舞って、扉をパタン・・・とすれば、全て隠せるわけで、カトラリーだって、浅い引出しからツルツルと引っ張って出せる仕組みの家が、ほとんどだと思う。 もちろん、合理的で、それ自体は私も(好みのシステムキッチンが、この世に存在しているのならば)そうしたかったけれど、結果として、全てがオープンになっているため、それでこのこだわりまくり病を発病した、っていう言い訳ができるわけです。 箸一本、皿一枚、鍋一つとっても、全体の雰囲気を壊す安易なものを、おけない。 この緊張感、「かわいそうに・・・」という同情も誘えますが(笑)、引出し開けたらアララララ・・・という後ろめたさとは、無縁です!? ということで、 とにかく、模様替えをしたわけです。 そしたら、知らず知らずに溜まっていってしまう、雑多な無駄なものを、その都度整頓するチャンスにもなるので、こうしてエッヘンとちょっと鼻高々で書きまくっているっていうワケです。 これで、使い勝手が良くなったな~と思っていたら、素晴らしいものが届きました。↓ ま・ぐ・ろ!! それも、何柵あるのだろうか・・・!?と、ビックリしながら、ただホエ~ッと眺めていました。 写真ではわかりにくいけれど、こんなに大量のマグロを手にしたのは、もちろん初めて。築地から直送のようです。…ありがたすぎます。。。m(_ _)m って、眺めていちゃダメダメ!ということで、慌てて上手な解凍方法を研究しつつ、残りは冷凍庫へ。 これだけあったら、マグロのステーキに、アボカドのディップをつけたフライに、もちろんお刺身も・・・と、考えただけでキッチン効果と相まって、ワクワクします。 そうと知っていれば、、、ドライカレーは作らなかったんだけど・・と思いつつ、今夜はたんまりドライカレーをこさえましたが。^^; 写真は、昨日の朝食。「照り焼きチキンサンド」でした。 スープは、佐伯チズさんがテレビで「好きなのです」と仰っていた、鶏手羽のスープ。 コラーゲンたっぷりで、まぁあんな美肌の人は、何を召し上がっても美肌でしょうが、丁度最近「手羽先」がちょっぴりマイブーム。そして、手羽先のスープって、本当に簡単なので、お野菜も入れてコトコト煮込みました。 オットは、「ダイエットどころじゃないね」と笑っていましたが、たまにこういう「喫茶店メニュー」みたいの、食べたくなります。笑 全然関係ないけれど、2日目の梅ちゃん。お砂糖は大体溶けたようです。 ・・・・まだまだですが、早く飲みたいな~♪ #
by pechopiano
| 2009-07-02 21:41
今更ながら・・・、今になって、新しい作曲家(自分にとって)の作品の譜読みを始めると、思うことがあります。
厳密にいえば、全く演奏したことがない、という訳ではないけれど、あまり縁がなかった、ロシアの巨匠。 例えば、譜読みって言うものは、音符を拾い上げる作業だと思いこんでいた(習慣付いていた)子供時代を経て、音楽の道を志す頃には、「曲の背景を知ろうとしなさい」という言葉を聞くようになり、しかし何分学生のものですから、言われたことを咀嚼するというより、「ハイ、それでは調べます」という理解の仕方だった学生時代。 世界中に散りばめられている、宝石のような、世界の巨匠たちのレッスンを受けられるようになったころ、言葉やアプローチの仕方は千差万別であっても、一様に「キミ、本当に理解しているか?」という問いに始まり、また結局再現芸術というのは、それに終始するのだということを、知るわけで。 そこには、再現芸術の限界があるのではなく、むしろその逆であり、「ノリ」のようなものとは一見相反する作業によってしか、手にすることが出来ない集中を極めた完成度があるのだけれど。 (もちろん、どちらも大事な要素なので、一概にどっちが本家とは言えないです。^^) そうこうしていくうちに、結局のところ(あたりまえだけれど)、楽譜に書かれた音符を拾うだけでは、演奏は深まらない・・・という原点に、30年くらいして「おおおお・・・やはり、そうか・・・」と、身に沁みて実感してきてはいるのですが、こう、ガツーンと思い知らされるっていうことばかりでも、なかったりするのが日常事情。 だけど、ロマンを極めたような芳香ぷんぷんのロシア巨匠の作品を、これは一見すると、それだけで(楽譜だけで)もう、絵画というよりドラマなので、大人しく言うこと聞けば(?)、形になるかのような顔つきをしている。 だけど実際は、全然それじゃ違うんですね・・・。 音楽と言語は密接だという事実、ここでも再認識しますが、文字があって、それを読み上げることは、ある程度の読み書きができるようになる頃には、ある程度出来ているかのようになる。 どんなに違う国の、違う時代の物語であっても、読むことは出来るし、それなりに事実を理解することも可能。 だけど、これだけは「味わった」ということではなく、それ故血肉になったわけでもない。(やたらと本の量というか、速読して数に熱をあげてしまう、落とし穴にも通じますが・・・。) もっと砕けば、会話一つとっても同じで、初対面の人と交わした「言葉」だけで、相手自信や、その真意を理解することはできないわけです。 一つのニュアンスにしても、とある人にとっては軽い表現であっても、別の人にとってその言葉を発することは、非常に重い心理やニュアンスを含む場合もあり、それは長く付き合ったりその人の全体や傾向を知って初めて、これはこんな意味合いを含んでいるんじゃないか、、、という想像が初めて可能になるわけで。 そういう観点で音符たちも同じこと。 ここまで、濃厚なハーモニーを重ねる作曲家が、じゃぁいつもいつもドラマチックな性質、の一言で片づけられるほど、こちらも馬鹿でもないようで、一度音にしてみて、作品の美しさに心奪われたあとは、早速「・・・どうしよう、、何も知らない・・・。」と愕然となるわけで。 歴代の師匠と巨匠が言い続けていたことが、最近は彼らと同じく、自分への問いかけ以前に、音を出す際の、一番必要不可欠事項なので、暗中模索開始です。 同じ曲を、数年後にまた弾く楽しみもあるけれど、初めての曲、それもあまり縁がなかった恋い焦がれていたような作品に触れるのは、とても興奮するし、その暗中模索こそ、楽しいんですけどね。笑 そして、またしても文章と何にも関係ない、こちらは取り立ててドラマチックではない(笑)、朝ごはんショット。 今朝は、蒸し野菜しゃぶしゃぶがメインで、牛肉と根野菜のすき焼き風(?)煮物が副菜を担っております。ホタテと貝柱のサラダが入った器は、アイスラテも飲んだりする、辻さんの新作♪ #
by pechopiano
| 2009-06-30 14:19
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